「駅伝」の始まりと名前の由来
日本が発祥とされる駅伝。 初めての開催は1917(大正6)年「東海道駅伝徒歩競走」で、江戸が東京に改称されて50周年記念として行われました。
京都「三条大橋」から、東京「上野不忍池(しのばずのいけ)」までの23区間を、関東・関西の2チームに分かれて競い、三日後に関東チームが先着したと記録されています。
この競技に初めて「駅伝」という名が使われましたが、この言葉は昔から使われていた、交通と通信に関する仕組みを指す言葉でした。
古来、都と地方を結ぶ道路には、馬や馬車を備えた「駅」と呼ばれる中継所が置かれていました。
朝廷の使者は馬で駅に行き、別の使者に情報を伝え、これを受け取った使者がまた次の駅へ伝えるという「駅伝制度(または「駅制」)」に由来するのだそうです。